おはようございます。
昨日の天皇陛下の御即位をお祝いする奉祝まつりに、輪島市から2基のキリコも参加しました。参加された皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
ところで、先日、絶滅危惧種のホクリクサンショウウオのことが新聞に掲載されていました。輪島市門前町の仁岸川源流域で繁殖しているのを確認したとのこと。
私が初めてホクリクサンショウウオに出会ったのは、25年ほど前に能登空港を建設するために、輪島市役所から石川県へ出向していた時期です。空港敷地周辺でも生息しており、とても愛らしい姿が好きになり、一時期、関連記事なども集めていました。絶滅危惧種は守っていかなければと思います。
絶滅危惧種といえば、30年ほど前に、ある大学の先生から、「もちろん自然は大切だけど、地方における絶滅危惧種は人間ですよ。そこはしっかりと認識しておいて下さい。」と言われて、成る程とショックを受けました。そして、残念ながら、その言葉が今、現実となってきました。
里山里海、自然が大切なのは、私たちはもちろんのこと、誰もが感じていることだと思います。
だけど、大切にしたいという感情論、理想論だけでは、地方の消滅は止められず、結局は里山里海も守れなくなるということも、残念ながら真実だと思います。
地方での生業を、どうやって作り、守るか、そして大切な里山里海を守る財力をどう維持していくか、ここに踏み込まなければ単なる理想論となります。
そういう意味でも、地方で頑張る皆さんには、とても感謝しています。
輪島市役所としても、一次産業も含め、輪島市で頑張っている皆さんを、これからも応援していきたいと思います。