おはようございます。
昨日で本会議での質疑応答は終わりましたが、この中で数名の議員の方々から、情報通信環境の基礎となる光ファイバ整備についての質問がありました。
光ファイバ整備率は、全国平均で98.8%と高いものの、石川県全体では94.8%、輪島市では58.43%という状況です。民間企業とすればやむを得ないことでありますが、採算性が低い地域への整備に消極的なことがひとつの要因です。
輪島市でも、数年前から、とりわけ、若者から、この整備に対する要望がありましたが、市単独で行うには、非常に大きな事業費を要するため、財政的に有利な整備方法を模索してきました。
一方で、輪島市が未来に向けて持続していくためには、若者の移住定住は不可欠であります。そのためにも、都市部との情報格差をなくす情報通信インフラ整備は重要であり、サテライトオフィス誘致のためにも必須となります。
さらに今回、新型コロナウイルス対策の中で、学校教育におけるオンライン授業の必要性も、より切実となってまいりました。
そうした中、国の第2次補正で、光ファイバ整備のための高度無線環境整備推進事業に、約500億円が計上され、国としては、今回で新規の光ファイバ整備に対する支援を終えるとしています。
輪島市も、既存のケーブルテレビとの兼ね合い等の課題はありますが、整備に伴う市の負担金が、大きく軽減されるこの機会を逃すことなく、早急に、整備に向け取り組んでまいります。